- 所在地
- : 東京都北区S様邸
- 工法
- : RC-Z工法(鉄筋コンクリート)
- 竣工年月
- : 2007年2月
- 家族構成
- : 夫婦+娘夫婦
滑らかなコンクリート打ち放しの壁が家族を優しく包み込む
Kさんにオバタ建設を選んだ理由について聞いてみた。するとKさんは「プランの自由度」を真っ先に取り上げた。K様邸は1階を趣味・遊びゾーン、2階を休息・団欒ゾーン、3階を食事・団欒ゾーンと、フロア別に明確なプランがあった。そうなると重い食材や飲料品を3階まで運ぶことになる。そこでエレベータ導入を決めた。ここまでは各社ともプランに大きな差はなかった。違いが生じたのは階段の形状だった。
3階建ては、2階建てよりも廊下や階段にスペースを割く。とはいえ、できるだけ居住空間を広く取りたいKさんはL字型の階段を希望した。ところが「他社はコの時型しかできないというわけです。ほかにも、居室の広さが思い通りにならないとか、制約が多かったですね」とKさんは当時を振り返る。
また、Kさんは使い勝手を考え、キッチンは業務用シンク・中華鍋コンロなど、自分の気に入ったものを取り入れたいと考えていた。「オバタさん以外は断られました。ほかにもトイレのタイルや洗面ボール、新聞受けなど、いろんなものを施主支給でお願いしたのですが、イヤな顔ひとつ見せず、上手に組み合わせてくれました」。こうしたオバタ建設の姿勢をKさんは高く評価したのである。さらに3階テラスに雨水を貯水するタンクを設置し、トイレの排水に利用して省エネに努めるなど、さまざまなアイデアを盛り込んだ住まいとなっている。
憧れの4面採光の3階リビング
大きさが同等の場合、木造に比べて、コンクリート造は建物の総重量が重くなる。軟弱な地盤だと、その重さに耐えかねて、不同沈下といった最悪の事態に陥ることもある。だからコンクリート住宅では、必要に応じた地盤強化が一層大切になる。
オバタ建設は「RC-Z工法」の導入こそ6年前だが、ビル・マンションなどコンクリート建物の設計・施工を手がけて30年近い実績を持つ。当然、地盤の重要性をよく知っている。軟弱地盤だったKさんの敷地に58本の6m杭を打ち込み、地盤強化に努めたことがその証明だ。
また、同社の施工エリアは、本社から車で半径1時間以内を基本とする。顧客の要請に対し、「フットワークよく迅速に対応できなければ地場の工務店の意味がない」からだ。Kさんはこうした理由から、オバタ建設の施工を決めた。社長は「我々は究極の便利屋ですよ」と公言してはばからない。
地盤に詳しく、建物の往診にもすぐに駆けつける会社への依頼は施主の安心を生む。最後にはコンクリート住宅の満足度の差となって表れるのだ。






